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こんにちは！ロジネクトです。

現在、「宅配業者になりすました不在通知メール」でフィッシング詐欺が増加していると、経済産業省やフィッシング対策協議会より注意を呼びかけられています。

近年ネットショッピングを楽しむ人が増加しており、今年は新型コロナで更に需要が高まっている中、荷物の不在者通知を装ったなりすましの不審なメールが後を絶たないのです。

ただ、冷静になって注意をすれば見分けが付きますので、正しい知識と対策をご紹介させていただきます。

詐欺ではない、正式の「不在通知メール」サービスは存在します

登録した場合にのみ届く、大手配送業者の不在通知サービス

本来はご自身で業者に登録された場合にのみ、不在通知がメール等で届くサービスがあります。
主な業者のサービス内容は下記の通りです。

▼ヤマト運輸
ご不在通知
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/members/receive/gofuzai/

▼佐川急便
各種メール通知サービスについて
https://www.sagawa-exp.co.jp/service/wts/mail.html

▼日本郵便
eお届け通知（メールでお知らせ）
https://www.post.japanpost.jp/service/e_assist/notice_mail.html

いずれも「事前に各配送業者のサイトにてID・パスワード会員登録をする」することではじめて届けられる仕組みであり、これらの登録をしていない状態で業者から不在通知が送られてくることは基本的にありません。

フィッシング詐欺メールの基本知識

どのような形で届くか

＜主な詐欺の例＞

• 不在通知サービスを登録した覚えがないのに届く
• EメールやSMSで届く
• 差出人や件名で「佐川急便」や「ヤマト運輸」や「日本郵便」など実在の配送業者を騙る
• 「再配達受付はこちら」「こちらをご確認ください」のようにURLやボタンをクリックさせようと誘導した内容になっている

URLをクリックしてしまうと・・・

URLをクリックしてしまうと、本物そっくりの配送業者のサイト画面に遷移し、気づかないうちに様々なフィッシング被害にあってしまうことがあります。

表示されるドメインも「S（エス）」が「5（数字のご）」になっていたり、「o（オー）」が「0（ゼロ）」になっていたり、一見してわかりにくく本物に酷似したドメイン名になっているという、なかなか気づくのが難しいケースも。

主な例は下記の通り。

▼経済産業省より引用
https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20181129.html

【Androidの例】（クリックで画像が拡大します）
本物そっくりなサイトに遷移し、不審なアプリをインストールさせられることがあります。

【iPhoneの例】（クリックで画像が拡大します）
偽造サイトに個人情報を入力させたり、不審な構成プロファイルをインストールさせる手口で、キャリア決済サービスやAppleIDなどの情報が盗まれることがあります。

【その他の例】
詐欺商材サイトや出会い系サイトに飛ぶ　といったケースも報告があります。

対処法

• 自身で不在通知設定（メールや電話番号等）を登録した覚えがない業者からの連絡は全て無視・削除をする
• 特に配送業者大手3社はSMSの不在通知サービスを行っていないので、「SMS」で届くものは完全に無視・削除をする。SMSに返信や問合せはNG！
• リンク先のURLが、本物の業者のドメインかどうかよく確認する。（短縮URLは基本的に押さない）
  （正しいドメイン例）
  ヤマト運輸 kuronekoyamato.co.jp
  佐川急便 sagawa-exp.co.jp
  日本郵便 post.japanpost.jp
• 誤ってURLをクリックをしてしまい、偽サイトやフィッシングサイトが表示された場合は、すぐに画面を閉じる。不審なアプリやファイルはダウンロードしない。
• IDとパスワードなど個人情報を入力・送信してしまった場合は、速やかにパスワードを変更する。

これらの傾向と対策を踏まえて、もし怪しいなりすましメールが届いた場合は一旦冷静になって、よく対処法を確かめてみてくださいね！

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2020-11-25 軽貨物輸送コラム